モデルモチーフは旧高畠鉄道〜山交高畠線の(旧)高畠駅。
地場産の高畠石を用いた石造りの、個性的で素晴らしい駅舎です。
路線廃止後はバスのターミナルとして使われ、バスが減便で殆どなくなった現在は、公園内のランドマークとして保存車両とともに現存しています。
初代駅長自らの設計と言われ、周囲には同じ設計思想に基づいた自動車車庫や変電所等も残っています。
モデルは現状重視で本屋と現存のホーム屋根の名残を再現しました。 (ホーム屋根は現役時はスレートが山型に設けられていましたが、現状はフラットになっています)
最も特徴的と言える高畠石は、積み上げた石1個相当にそれぞれ全て彫刻表現を施し立体的に再現しました。
また、各窓の下段部分は別パーツとなっており、内側からはめ込んで取り付けるのですが、取り付け位置をユーザーが選択調整することができます。
それにより窓が開いた(上昇した)状態をそれぞれ再現することもでき、活きた駅の姿をお楽しみいただけます。
組み立てに際して、いろいろユーザーの手でバリエーション工作ができるように心がけた構成としています。
2階床(1階天井)もあり、遮光性の高い用紙を優先して使っていますので、工夫すれば点灯化なども期待できます。
屋根はメインの1箇所屋上部分が取り外し可能な構成となっています。
組み立て難易度はそれほど高くなくて、比較的シンプルな構造。 総じての難易度は中ぐらいでしょうか。
■パーツ点数約230点
■レーザーカットペーパーモデルキット
■完成寸法:W175×D100× H62(ミリ)